●褒めることと 認めること (praise and approval)

褒めることと 認めること 前回の投稿で、部下の仕事ぶりに対してフィードバックする方法として、『褒める』ではなく『承認』という表現を使いました。 これまで色んなところで、『部下は褒めて育てろ』という言葉を目にしたことのある方も多いかと思います。 『そりゃ誰でも褒められれば嬉しいし、もちろん成長しやすいとは思うけど、今までそんな事やった事もないし、 無理してやったとしても気持ち悪がられるに決まってる。。』と、以前の僕は感じました。 あなたもそうでしょうか? そもそも『褒める』なんてのはハードルが高すぎて、よっぽど表彰式のような状況でないと上手くハマらないのでは?と個人的には思います。 その後、色んな情報に触れるうち、『”承認”でも褒めることと同じような効果があるらしい』ということを知りました。 承認とは『相手の存在や仕事ぶりを認めること』なので、過剰な表現を使う必要がありません。 承認について、自分自身の経験で思い出したことがありました。 社会人1年目で一般企業で働いていた時、上司からある仕事に挑戦することを打診されました。 その際、『他の誰でもなく、君だからこの仕事を任せようと思う』と声を掛けて下さいました。 もちろん当時は新人なので何の実績もない状態だったのですが、これにより『普段の働きぶりを認めてくれたのだ』と強く実感することができ、僕が大きな自身を持つきっかけになりました。 『君の仕事ぶりはすごい!』と褒めた訳ではなく、通常のトーンでさらりと伝えてくれたからこそ、スムーズに受け入れられたのだと思います。 Praise and Approval In my previous post, I used the expression “approval” rather than “praise” as a way to give feedback on the work performance … Read More

●仕事を任せること (Delegating work)

仕事を任せること 他人に仕事を任せることができず、全部自分でやらないと気が済まない人は多いと思います。 僕もごく最近までこの状態に陥っていました。 ただここ最近では、自分自身と環境の変化に後押しされる形で、ようやく仕事を少しずつ任せられるようになり、それによる利点を感じることも増えてきました。 40代も半ばを過ぎると、若い頃に比べて一つのことを突き詰める集中力が落ちてきます。 また、事業を新たな領域に進めたいと思っても、自分ひとりの力だけでは限界を感じることも増え、少しずつ任せられるようになってきました。 もちろん『誰にどんな案件を任せるか』が一番重要ですが、それがうまくいくと色んなメリットがあります。 自分が得意な仕事だったとしても、自分よりも得意な部下がいれば、当然その人に任せた方がよりよい結果を生みます。 また、複数人にそれぞれの案件を任せると、それらが同時進行で進むので、自分一人で全てを進める時よりも断然スピード感が出ます。 さらに個人的に一番効果を感じたのは『承認によるモチベーションアップ』です。 自分一人で仕事を抱えている場合、承認やフィードバックを得られるのは基本的には顧客からだけです。 その場合、商品として世に出ない限りはそれを得られることはありませんし、またさほどヒットしなかった場合は、ほとんどフィードバックが得られないこともあると思います。 この状態が長く続くと、ある時『何のために仕事をしているのかが分からない』 というような、孤独な状態に陥ってしまいます。実際に僕がそのような状態でした。 部下に仕事を任せた場合、進捗を確認した時などには自分がいつでも承認できるため、身近なところでその人のやりがいを作り出すことができます。 さらに、その人が作り出したものが商品化される前でも、あるいは商品が売れなかったとしても、良いと思った箇所を見つけてピンポイントで承認できるというところが、手軽にやりがいを作り出せるポイントです。 Delegating work I think there are many people who can’t delegate work to others and want to do everything themselves. I was also in … Read More

●困難を乗り越えた後の強さ (Strength after overcoming difficulties)

困難を乗り越えた後の強さ 前回の投稿でも書きましたが、数年前まで社内での大きな対立を経験し、 その後は会社全体の人数と売上が、半分の規模に縮小するという結果になりました。 当時は、売上という観点でとてもうまくいっていた対立派の方針を擁護する人が多かったため、 私が自分の考えに即して努力していても、それが目先の売上に直結しないことであれば常に反発されるという、かなり困難な状況が続いていました。 会社が縮小したちょうどその翌月から世界中でコロナが広まりましたが、幸いにも悪影響はほとんどなく、 家で料理をする人が増えたためか、規模縮小後にメインとなった輸出部門の売上はむしろ上がりました。 その結果、周りの人の私を見る目が変わったこともあり以前のような大きな反発がない中で、自分がやりたいことにもっと多くの時間を使えるようになりました。 「人生で修羅場を乗り越えた人は強い」と、聞いたことがあります。 今回、自分もこのような状況を経験して、感じたことがあります。 確かに以前よりは多少メンタルが強くなっているようにも思いますが、それよりももっと大きな変化は 「自分の手で困難を乗り越えた」「自分のやり方は間違っていなかった」という自信を持てるようになったことです。 それ以降は、他人の意見が自分の意見と逆のものだったとしても、それまでのように自分の考えを否定されたとは感じず、 「単に考え方の違い」ととらえられるようになり、自分の意見も相手の意見も尊重できるようになりました。 意見の相違や、多少の環境の変化があっても、簡単には自分の考えが揺るがない自信に満ちた様子が、 強さを兼ね備えているように見えるのかも知れません。 Strength after overcoming difficulties As I mentioned in my previous post, I experienced a major conflict within the company until several years ago. As … Read More

●自信に満ち溢れた 心の優しい人 (A kind-hearted person who is full of confidence)

自信に満ち溢れた 心の優しい人 自分の考えや行動など、あらゆることを受け入れてくれるような優しい人に出会うことがあります。そのような方は自信に満ち溢れているように思いますし、自分もそんなふうになりたいと憧れるばかりです。 これまでは「元からそのような人格を備えた人」なのだと思っていましたが、最近はそれだけが理由ではないように感じてきました。 人に優しくするためには、自分自身のストレスを減らし、自己肯定感を高める必要があると思います。 逆に、素晴らしい人格を備えていたとしても、大きなストレスにさらされ続けるような環境では、 人に優しくするのは難しいようにも思います。 もしそれが真実だとすると、ストレスにさらされる既存の環境をいかに手放せるかが重要です。新しい環境は目先の利益を失うことにもつながりかねないので、そこに進むためには相応の覚悟が必要だと思います。 僕自身、数年前まで社内での大きな対立を経験しました。どちらが正解、不正解という訳ではなく、方針の違いによるものです。 売上の多くを稼ぐ彼らから「袂を分かつ」という報告を受け取ったときは、多少の不安はありました。でも、「今よりももっと自分のやりたいことに挑戦できる」という期待の方がはるかに大きかったことを覚えています。 僕自身が急激に人格が変わった訳ではないはずですが、自己肯定感が高まったことにより、今では以前よりも少しだけ周りの人に 優しくなれるようになった気がします。 それにより、接する人達の自己肯定感も高まることにつながり、社員の仕事におけるパフォーマンスが高まったり、 家族との関係性もよくなったように思います。 優しさの裏側には、強さがあることを知りました。 今後も何かを決断する際は自分を信じて、新しいことに挑戦していきたいと思います。 A kind-hearted person who is full of confidence Sometimes in my life I meet kind people who accept everything about me, including my thoughts … Read More

●仕事と遊びの境界線 (the line between work and play)

仕事と遊びの境界線 海外で使えるsimカードがネット通販で安く手に入ることを知り、先月の海外出張で初めて使用しました。 各国にいながらスマホが普通に使えたため、社内のスタッフともいつも通りのやりとりができました。 前述の通り各国の販売店さんを訪問した後は、以前より行きたかった近くの国々に立ち寄り、社内の夏休み制度に合わせて何日かを過ごしたのですが、そこでも旅の前半と同じく社内のスタッフと引き続きやり取りを続けていました。 そんな中、スタッフの一人である妹からのLINEで気づいたことがありました。 『夏休み中にも関わらず、常に仕事のこと考えてくれてありがとう』という内容だったのですが、自分としては特に 「休み中でリラックスした頭を、わざわざ仕事モードに切り替えている」訳ではなかったのです。 「何年も前から行きたかった場所でリラックスしている最中に、仕事のことを考えても何もストレスを感じない」。 このことから分かったのは「普段の仕事が、憧れの場所に旅行することと同じくらい自分のやりたいことである」ということです。 この時の頭の中では「仕事は大変で、旅行は楽しい」という区別はありません。どちらもやりたいことなのです。 一般企業に勤めていた若い頃は、理不尽に感じることも多く、週明けに仕事モードの頭に切り替えることがものすごく 大変でしたが、今ではそんな感覚も思い出せないくらいになっています。 何においても「上達するためには、楽しむことが何よりの近道」と言われます。 自分だけでなく、社内のメンバー全員が同じようにリラックスして最大限の能力を発揮できるよう、これからも社内環境の整備を 続けていきたいと思います。 the line between work and play I found that a sim card that can be used overseas can be purchased cheaply online, so I used … Read More

●日々の考えを綴ります (Describing daily thoughts)

日々の考えを綴ります 以前は個人のInstagramで日々の考えを投稿していましたが、当時の様々な環境変化により 一旦ストップしていました。 ここにきて環境も安定し目指すべきゴールがはっきりと見えてきたこと、また対外的にも自分の成長の ためにも、日々の考えを発信することの重要性を改めて感じたこともあり、この場所で投稿を再開することにしました。 包丁を買って頂くお客さまはもとより、幸之祐との協業を検討頂いている方や、弊社で働きたいと 感じている方の参考になれば幸いです。 Describing daily thoughts I’d been posting what I was thinking in my life on my personal Instagram pages before, but I stopped it because of the environmental changes at that time. Now the … Read More

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