●違和感とブランドの立ち上げ (Feeling of discomfort and launching a brand)
違和感とブランドの立ち上げ 僕はこれまで色々と新しいことに取り組んできましたが、それらを始めた時のきっかけを振り返ると「ある共通点」があることに気付きました。 それは『違和感』です。 どんな会社や組織においても、これまでの慣習で当たり前とされてきたことがたくさんあると思いますが、それらの中には大きな違和感を感じるものもあるのではないでしょうか。 僕は違和感を感じたまま放置するのが好きではないので、自分なりに改善を加えてみるということをよくやります。 自分が納得のいくようにまで仕組みを変えてみると、新しい世界が開けることが何度もありました。 一つは、ブランド(商標)についてです。 僕がこの包丁の仕事を始めた2005年頃、地元堺の手作りの包丁の良さを当時のお客さんに伝えようと努力したのですが『そんなことどうでもいいから、とにかく安い包丁を紹介して欲しい』『すぐに納品できる包丁が欲しい』と言われることがほとんどでした。 大量生産、大量消費の時代が終わり、以前ほどモノが売れなくなっていたということもあったと思います。 ただもう一つの大きな理由として、当時は高級な包丁も低価格品も、全て同じ商標で販売されていたことも原因だと感じました。 この売り方に大きな違和感を感じた僕は、 「丁寧に作られた包丁の良さを、本当に分かってくれる人に分かりやすく伝えたい」と思い、幸之祐という新しいブランドを立ち上げました。 そうすれば、これまでのお客さんとは全く違った方々にアプローチできると考えたからです。 Feeling of discomfort and launching a brand I have tried many new things, but when I look back at the reasons why I started them, I realized … Read More